レッスン6：スピード変更、誇張とカメラアニメーションのモーション

キャラクターのモーション

1. ホットキー [ と ] を使用して、キャラクターの方向を回転させ、お互いに向くようにします。
   
2. キャラクター （この場合は、男の子） を選択します。 3D モーションエディタを開きます。
3. プロジェクトの最初のフレームでキャラクターのポーズを設定します。
   

   注記:

   キャラクターのモーションを作成するために 3D モーションエディタを使用するに関する情報はレッスン 4 でご確認いただけます。 このステップは、3D モーションレイヤートラックに新しいステップを追加します。

4. 別のフレームに移動し、キャラクターの呼吸モーションを生成するために別のポーズを作成します。
   

   注記:

   このステップによって 3D モーションレイヤートラックにで新しいキーが追加され、3D モーショントラックに新たな 3D モーションが自動的に生成されます。 ステップの前に、編集 >> モーションクリップ >> クリップ自動延長がアクティブになっていることを確認します。

5. モーションループを可能にするためには、クリップの真ん中まで最後のキーを動かし、このクリップの最後に最初のキーをコピーします。

   クリップの最後のキーを先に移動します。	クリップの最後のフレームに最初のキーをコピーして貼り付けます。

6. ループボタンが押されていること、またクリップの右側に右端をドラッグしループします。
   
   再生し、確認します。
7. 他のキャラクターにも同じ手順を繰り返します。
8. 結果に満足している場合は、モーションを右クリックし、モーションクリップをフラット化コマンドを選択します。
   
9. ループモーションとそのレイヤーキーが統合され、新しいクリップに変換されます。
   
10. 3D モーションエディタを繰り返し使用し、異なる時間にポーズを設定します。 それにより、特定の時間になると巨人が右フックを出し、少年がそれをかわし、石を拾って威嚇します。 少年が石を投げている間、巨人は笑っています。 最終的に、石が当たって、巨人は倒れます。

プロップアニメーション

1. 少年が石を拾っている時、地面の石を選択し、 可視化/非可視化ボタンをクリックし、隠します。
   
2. 少年の手の中にある石を選択し、可視化/非可視化ボタンをクリックし、見えるようにします。
   
3. 少年が石を投げるとき、再び手の石を隠します。
   
4. 再び地面の石を見えるようにし、巨人に石が当たるためのパスを作成します。
   

   注記:

   パスの作成の詳細は、 レッスン3：3D モーションを使用するセクションでご確認いただけます。

キャラクターのトランジションカーブ

前のステップの最後に、巨人がゆっくりと最初のフレームから手を上げます。

1. 巨人を選択し、3D モーショントラックを開きます。 3D モーションレイヤートラックに全体のモーションに影響を与えるいくつかのレイヤーキーがであることにご注意ください。
   
   キャラクターは、最初と二番目のキーの間の自動補間によってゆっくりと手を上げます。
   
2. 補間期間を短縮するため最初のキーを二番目のキーの近くにドラッグすると、手はずっと後に上がることになります。
   
3. 巨人の右フットの最後のキーを右クリックし、右クリックメニューを表示します。
   
4. スピードが徐々に加速するようにポップアップメニューからトランジションカーブ >> イーズインコマンドを選択します。

   注記:

   ポップアップメニューからカスタムコマンドを選び、トランジションカーブパネルとカーブのパターンを決定するためにより少ない/より多いスライダーをドラッグできます。

5. 少年の 3D モーションレイヤーキーのために同じ手順を繰り返します。 これにより彼の投げるモーションがよりダイナミックになります。

プロップのトランジションカーブ

少年の運動を調整した後、石のモーションのタイミングがずれますので、調整する必要があります。

1. 地面の石を選択し、それの変換と可視化トラックを表示します。
   
2. CTRL キーを押したまま、男の子が石を投げようとする瞬間に変換キーと可視化キーを選択します。
3. 少年が石を投げた瞬間の時間フレームにキーを移動します。
   
   これにより、石は正しいタイミングで投げられます。 但し、プロジェクトの再生時にはまた動いてしまいます。
   
4. 少年が投げようとしているときに変換キーを右クリックし、再び右クリックメニューを表示します。
   
5. 少年が投げるまで石を地面に置いておくには、トランジションカーブ >> ステップを選びます。

   注記:

   オプションで、同じスキルを使って巨大に当たる前と当たった後の石の飛行速度を決定することができます。 このステップによって、最後のステップでカメラのアニメーションに使用されるため、アニメーションが一時的に遮断されます。

6. 少年の手にある石の可視化/非可視化タイミングを調整します。

   注記:

   再生とプロジェクトの全体的なエフェクトを確認する結果に満足していない場合は、次のステップに進む前に調整します。 なぜなら次のステップでは 3D モーションエディタを使って調整することができないからです。

キャラクタの骨の調整

1. 巨人を選択します。 2D モーション >> ボディ_変換トラックを開きます。
   
2. トラックの最初のキーをコピーします。
   
3. 巨人の攻撃中、キーを開始、終了および中心 （誇張ポイント） のタイムフレームに貼り付けます。
   
   オプションで、これらの時間枠に移動し、タイムラインのツールバー上にあるキーを追加ボタンをクリックすることもできます。
   

   注記:

   これらのふたつのステップは、変形がこの期間内にしか起きないように、攻撃の始めおよび最後に中立キーを追加します。

4. 身体部分を誇張したい中間キーのいずれかを選択します。

   注記:

   より良いリファレンスとトラック内のキーのアラインメントのために同時に 3Dモーションレイヤーとボディ_変換トラックを開くことができます。

5. 2D モーションエディタを開き、ボディタブに切り替え、変換する身体部分を選択します。
   
6. サイズを調整します。（この場合は、右の前腕と手）
7. 石を投げる男の子にも同じ手順を繰り返します。

身体部分を変形する

以下の図に示すように、前のステップの後では身体部分のジョイントが離れることがあります。 変形機能を使って修正する必要があります。

また、 変形機能は、身体部分をより誇張することができます。

巨人のボディオフセットと歪み	男の子の奇妙なジョイントコネクション

1. 巨人を選択し、タイムライン （F3） を表示し、2D モーション >> ボディ_変換とボディ_変形トラックを開きます。
   
2. 攻撃の開始、途中と終了時間フレームに移動し、キーを追加ボタンをクリックし、セルに中性的な変形キーを追加します。
   
   
3. 身体部分を誇張したい中間キーのいずれかを選択します。
4. 2D モーションエディタを開き、変形タブに切り替え、変形する身体部分を選択します。
   
5. 身体部分のオフセットや歪みを修正するために 4つの制御点をドラッグします。

   手と前腕がオフセットされ、歪んでいます。	変形機能を使って、2つの身体部分の外観を修正します。

6. 少年にも同じ手順を繰り返します。

   注記:

   トランジションカーブパネルを使って、モーションと一致させるためにボディ変換とボディ変形キーのトランジションスピードを変更します。

プロップサイズを一致させる

前のセクションで、手の中にある石が歪められた手と一致しません。 なぜなら、ボディ変換のトランスフォーメーションデータのみが継承されるためです。 手のサイズを合わせるには、特定の時間フレームで変換する必要があるかもしれません。

1. 手の中にある石??を選択し、変換トラックを開きます。
   
2. キーを追加ボタンを押し、少年が石を投げる開始フレームと終了フレームに中立的なキーを追加します。
   
3. 手が後ろのオーバーヘッドに達するとき、十分な大きさに石を拡大します。