コンバージェンス距離(cm)は、現在のカメラとコンバージェンスポイント (無視差の平面のある場所) 間の距離を定義します。
iClone でポップアウト効果とディープイン効果を定義するには、コンバージェンス距離の値を設定するだけです。
デフォルトのグリッドサイズは 100cm x 100cm です。そのため、カメラのトップビューを使用して、およそのコンバージェンス距離を定義できます。
3D テキスト「A」にコンバージェンス距離を設定すると、他のオブジェクトはディープイン効果で表示されます。
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コンバージェンス距離= 150 |
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キャラクタにコンバージェンス距離を設定すると、3D テキスト「A」がポップアウトされ、3D テキスト「B」はディープイン効果で表示されます。
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コンバージェンス距離= 350 |
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3D テキスト「B」にコンバージェンス距離を設定すると、他のオブジェクトはゼロ視差の平面の前にあるため、ポップアウトされます。
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コンバージェンス距離= 550 |
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アナグリフメディアをエクスポートする場合、ゼロ視差の平面上のオブジェクトは分割されないのに対し、ポップアップオブジェクトはシアン (左) および赤 (右) に分割され、ディープインオブジェクトは赤 (左) およびシアン (右) に分割されます。
現実世界での表示に最適な位置を見つけるには、ゼロ視差の平面の幅を計算します (このセクションでは、上記の例の中のキャラクタをターゲットオブジェクトとして利用します)。

400:350
400:350 = 40:35
現実世界において最適な 3D 表示結果を得るには、iClone と同比率の三角形に表示デバイスと表示位置を配置します。
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iClone の中の三角形 |
現実世界での同様の三角形 |