影オプションを有効にすると、シャドウマップが使用されます。これは、シーンの表示可能な部分を全て対象範囲とし、影をキャストできる全てのオブジェクトの影領域をグローバルに計算します。
下記は、グローバルなパラメーターであることに留意してください。プロジェクト内のライトそれぞれに、異なる値を割り当てることはできません。
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解像度 = 512×512 |
解像度 = 2048 x 2048 |
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不透明度 = 20 |
不透明度 = 100 |
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ソフトシャドウ = 1 |
ソフトシャドウ = 3 |
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バイアス = 0 |
バイアス = -3 |
システムの負担を軽減するために低解像度のシャドウマップを使用している場合、非常に広いシーンで影の質が低下し、ギザギザに表示されることがあります。これは、デフォルトでは影の範囲は自動に設定されていて、シーン全体に低い解像度のシャドウマップが適用されているからです。
次の例では、シャドウマップは、分かりやすくするために青色のグリッドで表示されています。
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解像度 = 512×512 影の範囲 = オート シーン内の全ての影がギザギザになります。 |
ギザギザした影のエッジの問題を低減するために、影の範囲を縮小する方法があります。これはシーン全体ではなくカメラビューよりも大きい領域にシャドウマップを適用します。
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シャドウ範囲 = 200 シャドウマップが縮小されます。 |
シャドウ範囲 = 150 範囲外のオブジェクトの影が犠牲にされています。 |
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注意: |
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更に良好な影の結果を得るにはこの技術と合わせて、高解像度のシャドウマップを使用してください。 |
近傍エリア焦点を用いると、全ての影のディテールと品質をカメラからの距離に応じて動的に調整することができます。 この変動は、近傍エリア焦点の値が大きいほど劇的になります。すなわち、遠くにあるオブジェクトの影の鮮明さを犠牲にすることで、カメラの近くにある物体の影のディテールを増加させることができます。
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シャドウ範囲 = 200 近傍エリア焦点 = 1 全ての影のディテールは同じ。 |
シャドウ範囲 = 200 近傍エリア焦点 = 100 近い影がほど鮮明です。 遠方の影は粗くジャギーです。 |