Alembic 使用についてのメインコンセプト（V6.5 新機能）

Alembic ファイルの使用に関する主なコンセプトには二つの側面、 アニメーションとテクスチャがあります。
アニメーション（abc 形式）とテクスチャは個別にエクスポートする必要があり、それらはあなたのお好きな 3D ツール、例えば 3ds Max、Maya、HitFilmなどで再合成しなければなりません。

こうした作業が必要な理由は、ABC ファイルはファイル容量の最小化のために、頂点とメッシュのアニメーションデータのみを内包しており、必要なテクスチャはパッキングされていないためです。

ステップ1：ABC ファイルのエクスポート

iClone で、アニメーションをエクスポートしたいオブジェクトを選択し、頂点とメッシュによって1フレームずつシーケンスされポージングされた「クレイ状態」を、単一のファイル（* .abc）としてエクスポートします。

注意:

詳細については、iClone オンラインマニュアルの、Alembic エクスポートのユーザーインターフェース概要のセクションを参照してください。

ステップ2：テクスチャを取得

選択されたオブジェクトを FBX としてエクスポートします。FBX の出力には 3DXchange を使います。FBX にはマテリアルの詳細が含まれています。

注意：

iClone から ABC ファイルをエクスポートすると、テクスチャ画像もその中に含まれていますが、マテリアル情報は含まれません。そのため外部の 3D ツールでマテリアルを再度作り直す必要があって大変です。

FBX を使用することで、完全なマテリアル情報とテクスチャとの関連付けを得ることができます。

ステップ3：テクスチャと ABC の統合

3D エディタでアニメーションの付いた Alembic メッシュにテクスチャをマッピングします。

注意：

テクスチャマッピング方法は、各 3D ツールの特性に応じて多少異なります。一般的な 3D ツールにおける、Alembic を使用したパイプラインについての詳細は、以下のリンクをご参照ください。