ピンの使い方
ボーンは画像内のオブジェクトを曲げたり歪めたりするのに使用されますが、ピンを使うとオブジェクトが操作されアニメ化されるのを避けることができます。 オブジェクトの特定の領域を固定したい場合にとても便利です。
ピンを使用して画像に静的エリアを設定する
ピンを使用する基本的な考え方は、画像の特定の領域を固定して、どのボーンでも動かないようにすることです。
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ツールバーのキャラクターを作成ボタンをクリックします。
- 画像を読み込みます。
Cartoon Animator は自動的にコンポーザーのボーン追加モードに切り替わります。
- ボーンを追加します。
- プレビューボタンを押して、IK および FK メソッドによるアニメーション結果を確認します。
画像全体が影響されてアニメートされているのが分ります。 - プレビューボタンをオフにしてボーン選択を解除します。
注意:
画像はボーンルートに接続されていますので、ボーンの選択を解除する際にピンがボーンルートに接続されていることをご確認ください。
- ボーンエディタパネルを開いてピンを追加ボタンを押します。
- 画像上をクリックしてピンを打ち、ピン止めした領域を固定します。
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再度プレビューします。
これで画像のほどんどの領域が動かなくなっています。
ボーンに近い部分の画像はまだ少し動いています。(この例では猫の顔と耳の側面) - マスクエディタを開いて、画像の不要な部分はフィルター除外します。
- マスクエディタを抜けて、アニメーション結果を再度プレビューします。
ピンを使用して画像にアニメーションエリアを設定する
より高度なピンの使用法は、画像の特定のパーツを特定のボーンによって駆動することです。
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ツールバーのキャラクターを作成ボタンをクリックします。
- 画像を読み込みます。
Cartoon Animator は自動的にコンポーザーのボーン追加モードに切り替わります。
- コンポーザーモードでフリーボーンキャラクターの作成します。
- ボーンエディタパネルを開いて、ピンを追加ボタンを押します。
- ボーンの一つを選択します。
- 画像の上でクリックして、そのボーンによって駆動されるパーツを決定します。
- プレビューボタンを押します。
- IK または FK メソッドを使用して、ボーンチェーンをアニメートします。
ピンと一緒にパーツも駆動されて移動します。
注意:
ピンはステップ5で選択されたポーンにアタッチされているので、ボーンチェーンがアニメートされると、そのボーンとアタッチされているピンが共にアニメートされます。