プロップの視線機能
iClone では、プロップに視線 機能を適用して、プロップを他の移動オブジェクト (キャラクタや別のプロップなど) と一緒に移動または回転させることができます。
プロップの視線の設定
基本的な手順
プロップを選択します。
修正 パネル内の、プロップの属性タブ下にある視線 セクションへ移動します。
ターゲットを選択 ボタンをクリックして、ターゲットオブジェクト (この場合は太陽) を選択します。
方向が適切でない場合は、視線の軸 ドロップダウンリストを使用して、視線 を向ける軸を指定してください。軸はローカル座標軸 であることに注意してください。
視線の強度 では、プロップのターゲットに対する視線の強弱を指定します。
視線の強度 = 100
視線の強度 = 35
ターゲットオブジェクトを移動し、ターゲットオブジェクトが視線を向けているプロップを移動させます。
制限の設定
デフォルトでは、プロップのローカル z 軸は常に空間 z 軸に沿って配置されます。このため、ターゲットオブジェクトがプロップの上を移動するときに突然反転する問題が発生します。この状況に加えて、バッテリ、大砲、レーダーなどターゲットに視線を向けるプロップの動きを制限できるように、プロップの回転角度を制限しなければならない場合があります。
そのため、iClone には、軸をロックし、プロップの角度を制限するための制限の設定 機能が用意されています。
軸をロック
軸をロック を使用すると、ターゲットオブジェクトが視線を向けているプロップの上を飛び越えるときに発生する突然の反転の問題を回避できます。
突然の反転の問題。
ローカル移動 ツールに切り替えて、ギズモをオンにします
レーダーアンテナは、そのローカル Z 軸 (青い矢印) に沿ってボールに視線を向けています。一方、X 軸 (赤い矢印) は、レーダーアンテナに固定されます。
軸をロック ドロップダウンリストで、X 軸を選択してロックします。これにより、ローカル X 軸が常に現在の方向にあることが保証されます。
ターゲットオブジェクトを移動します。突然の反転の問題が解決します。