カスタム高度マップの地形を作成する

iClone で、高さマップ画像ファイルを置き換えることによって、独自の地形を自由に作成できます。 この方法の利点は、地形のポリゴンを増やす必要がないということです、そしてあまりシステムリソースを消費しない高度マップ画像によって地形を定義することができます。

カスタム高度マップの地形を作成する

1. コンテンツ マネージャ >> セットタブ >> Terrain ライブラリ >> Height Map_Large ライブラリから、高度マップ地形テンプレートをベースとしてロードします。
   
2. この場合、Snow Mountain が適用されています。
   
3. シーンマネージャで地形を選択します。
4. 修正パネルで、 高度マップサムネイルを選択し、起動ボタンをクリックしてお気に入りの画像エディタで高さマップ画像を開きます。
   
5. グレースケール画像を編集します。

   元の高度マップ画像。 白：山頂 黒：谷	編集後の高度マップ画像。

6. 画像を保存し、iClone に戻ります。その際、地形は自動的に更新されます。
   

   注意：

   地形のサイズが 25600 x 25600（平方センチメートル）に対し、高さマップ画像は 513 x 513（平方ピクセル）であるため、iClone の画像内の各ピクセルは 50 x 50（平方センチメートル）の領域を表しているため、このような状況を引き起こします 問題を解決するために、スムース値を 1~3 の間まで増加します。ただし、この例では先端部分（尖った部分）などは溶けてたり、風化しているように見えます。

7. また、別の山と谷で新しい地形を作成するために、グレースケール形式（もしロードされたファイルが色鮮やかなものであれば、iClone は自動的にグレースケール形式に最初に変換します）で作成画像ファイルをロードすることもできます。

   地形は、ロードされたイメージの定義に従って変更されます。

   注意：

   高さマップ画像は、Adobe Photoshop といったイメージエディタを介して作成することができます。 また、Earth Sculptor を使って高さマップ地形を作成することもできます。 詳細については、風景を変更するためにテクスチャを交換するセクションを参照してください。

カスタム地形のための更なる調整

高度画像マップは、カスタム地形を生成するために編集またはロードされた後、iClone を使って地形の全体的な外観を調整することができます。

• 高さスケール：この設定では、土地全体の高さをスケールします。値が高ければ高いほど、地形、高原や山頂が高くなります。

  高さスケール：50。	高さスケール：120。

  注意：

  高さ範囲 0 から 100 で Earth Sculptor を使って地形を作成した場合、iClone での範囲は 0~20 になります。

• 高さオフセット：この設定は、全体の地形を上下に移動します（単位：センチ）。

  高さオフセット：0	高さオフセット：5000

  Earth Sculptor の地形の高さを是正するには、この設定を使用してもかまいません。 なぜなら、このような地形は常に上記の地平線が、台地上または地平線の下に基づいて構築されていないためです。

  Earth Sculptor の地形 （地平線を 1260 メートル程度オフセット）	水が適用され、結果があいまいです。	高さオフセットパラメータを使って、オフセットを補償します。

• スムース：この設定では、地形の高低のポイントの差を縮め、容易化します。これは、地形の概観が劇的すぎる高さの画像マップをロードする場合や、前のセクションで説明したように、折り目といった問題が発生した場合に便利です。

  スムース：0	スムース：25