キャラクターの表情の強度を調整するだけでなく、次のいずれかの方法を使用してキャラクターのパフォーマンスを最適化することもできます。
iPhone X から受信した57のコントロール名(Face ID)は、すべてのタイプのキャラクターに適しているとは限りません。時には、漫画のキャラクターの場合は表情を誇張し、リアリスティックな人物キャラクターの表情を和らげる必要があります。
フェイシャルモーションキャプチャ機能の表情マッピングパネルを使用すると、57 のコントロール名(Face ID)を CrazyTalk Animator の 60 種類の顔モーフにマッピングできるだけでなく、60 種類の顔モーフの重み付けとリミット値を設定することもできます。
この方法の利点は次のとおりです:
表情マッピング ボタンをクリックして、表情マッピングパネルを表示します。
A |
サーバー名 |
現在のサーバー名を表示します。 |
B |
現在のプロファイル名 |
現在のプロファイル名を表示します。新しいプロファイルを読み込むと、その名前も変更されます。 デフォルトプロファイル(*.json)のファイルは、次のパスに存在します。
- Windows: C:\Program Files\Reallusion\CrazyTalk Animator 3\APData\Default\ FacialMocap\MappingProfile |
C |
コントロール名 |
iPhone X から受信した 57 種のコントロール名ストリーム(Face ID)。 |
D |
表情検索 |
キーワードに同じ文字列が含まれているスライダーのみを表示するには、キーワードを入力します。 |
E |
フェイスタブ |
このタブには、表情の 60 個の顔モーフすべてが表示されます。このタブで、57 個のコントロール名と60個のフェイスモーフをマッピングできます。 |
F |
ゼロ値スライダを隠す |
このボックスを有効にすると、値がゼロのスライダを非表示にしてクリーンなパネルを表示し、観察や調整をやりやすくできます。 |
G |
プロファイルの読み込みと保存 |
これら 2つのボタンをクリックすると、様々なスライダのマッピングコンビネーションを持ったカスタムプロファイルを保存または読み込みできます。 |
H |
ボーンスライダタブ |
顎および頭と目のタブは、顎、頭と目のボーンの動きを設定するために使用できます。 |
I |
「全てをゼロ」と「リセット」ボタン |
全てをゼロボタンをクリックすると、すべてのスライダ値が0に設定されます。リセットボタンをクリックすると、プロファイルが保存されたときに設定されていたスライダの値に再初期化されます。 |
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右目を拡大 = 0 | 右目を拡大 = 200 |
顔アニメーション設定パネルでは、個々の顔パーツからキャラクター表情をカスタマイズしてモーションキャプチャ効果を強調することができます。
この例ではキャラクターの目の表情を誇張して、より漫画チックな顔のモーションキャプチャ結果を作成してみましょう。
G1 または G2 キャラクターを使用している場合は、このセクションを開始する前に G1 または G2 キャラクターを G2+ フェイスシステムに変換する必要があります。
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両目を変形させる前。 | 両目を変形させた後。 |
スプライトエディタパネルを使用すると、現在のキャラクターの表情のスプライト要素を置換して、顔のモーションキャプチャ結果を向上させることができます。
この例では、キャラクターの口スプライトをカスタマイズして、顔モーションキャプチャ中に異なる視覚効果を表示させてみましょう。
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口のスプライトを交換する前。 | 口のスプライトを交換した後。 |